その1はこちら。
自粛期間中、2か月くらいメガネ氏は我が家に居候しておりました。
ここで生じる問題、そう、ごはんどうするの? です。
神崎メリさんは「ごはんをつくって尽くすな」と提唱されております(というわけで同棲もNG)。
わたしは料理が嫌いです。苦手というか、嫌いです。自分が食べる分くらいはつくれますが、人さまに食べさせるものはつくれません。つくる気など毛頭ございませんでした。毛頭は嘘です、毛髪の毛穴分くらいはありました。
「つくりたくない」とわたしは主張していませんでしたが、最初からメガネ氏は「ごはんはウーバーイーツか出前館で頼めばいいっしょ」とのこと。わたしにつくってもらう気がありませんでした(以前同棲する話が出たときも「ウーバーイーツを使えばよい」と言っていて、わたしに家事を期待していません。いい男!)。
1、2週間くらいの滞在予定だったのでそれでよかったのですが、結局延びに延び。。。
てなわけで、なにかしらつくりましょうとなり、おたがいいろんなレシピサイトをみて、おいしそうなものをリストアップ。スーパーへ材料を買い出しに。
最初はふたりで手分けしてつくっていました。でも、手柄はぜんぶメガネ氏にあげるのです。
「彼氏がキッチンに立ってお料理している……かっこいい」。「えっ めっちゃおいしい。天才。すき焼き担当大臣に任命します」。「あれ? お風呂からあがったらお皿が洗ってある。なにこれ、最高、ハッピー!」。など、ほめてほめてほめまくりました。
たまに、なんかそれやり方ちがくない? みたいなことがあると、「それって、もしかしてこうしたらよさそうじゃない?」と、わたしも今発見した、というていで提案しました。
すると……最終的に、わたしは料理することがほぼなくなりました(笑)。
眠くてたまらなかったときは「寝ていていいからね!」とひとり買い出しへゆき、つくってくれる。
わたしも暇なので、キッチンをうろちょろして手伝うことはないかと聞いたら「ありません。そこで歌でもうたっていてください」とお願いされまして、aikoを数曲歌わせていただきました。「どうしよう、歌ってたらごはんできたんだけど……わたしの彼氏最高すぎない?」ともちろん感謝します。
わたしがつくったものといえば、親子丼と、サンドイッチと、おにぎりと、生春巻きのタレくらいですかね。少しはつくりましたよ(笑)。
そして、ほめて手柄を男にあげるとね、もいっこいいことあるのよ。ほめられたらほめ返したい! と思ってくれるのか、自分がほめられることも増えます。うれしいね。みんなハッピーだね。
彼氏はほめて伸ばす! これ、だいじですな。メリさんありがとうございます。