【雑記】”仕事ができる”とは

先日オフィスの席替えがあったのだが、わたしの席はエアコンもついていないのになぜだかどこかから風がつねに吹いていて、寒い。なんだこれは。コンタクトの時は、目が乾く。

そういえば、歴代のこの席の人々も、寒い寒いと言っていたが、そういうことだったのか。

寒い原因を探すと、おそらく天井付近の横長の通気口。塞ぐのは難しそうだ。

とはいえわたしは基本的に在宅勤務なのでそこまで困らなかったのだが、今週は出ずっぱりのうえ残業の日々。上着を被って仕事に励んでいた。

ある日の昼、我が社の実権を握っている男(社長ではないので何と呼称すればよいのかわからない)が、そんなわたしの姿をみて「そんなに寒いの?」と尋ねてきた。「はい! 寒いです! コロナになりそうです!」とはりきって主張したところ、実権男は風が吹いている場所を探してから、「管理会社に電話してみるわ」と言って自室に戻っていった。

 

わたしは知っていた。

歴代のこの席の人々は寒いと主張し、今はもういない以前の上司に助けを求めたが、協力してくれていなかったことを。そして、「なんか消防法? 的に通気口は塞がないんじゃないかな」などと、絶対にどこにも問い合わせていないのに無理だ、と決めつけていた。めんどくさかったのだろう。まあ、わかる。お前に実害はないもんな。

 

ところが、実権男は違った。「電話してみるわ」と言った数秒後には、本当に電話をしていた。彼は声がデカすぎるので、丸聞こえなのだ。

正直「我慢して〜」と言われると思っていた。だって、昭和の男だぞ。わたしの父と1歳しかかわらない男だ。

管理会社の人も早かった。その電話から30分も経たないうちに、脚立を持って現れた。

 

そうして、1時間のうちに、わたしの寒さは解消された。

 

1スタッフであるわたしの「寒い」のひと言を真剣に聞き、秒で行動してくれる。

仮にこれが本当に消防法的にまずくて対応できないことだったとしても、わたしはある程度満足しただろう。わたしのためにすぐ動いてくれたという事実があるからだ。

ひとまず保留! 後回し! と、しない。どんなスタッフの小さなことにも気がつき、話を聞き、即行動。それが"仕事ができる"という要素のひとつなのは間違いない。とくに、このように電話ひとつで解決するような小さなことはさっさと済ませてしまうのがいいだろう。

 

そして、風が通らなくなった席でわたしは思う。

 

暑いな。

 

 

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